その8
「君も竜宮城で霧香と握手!」





見るからにヨボヨボな足取りで
今夜もパシリの仕事に向かう姐さん。

絶妙な猫背加減に思わず目頭が・・・っ

珍しく自発的に水遣りしている霧香。
(普段は園芸員さんの有料サービスに
任せっぱなしというしょっぱい有様)


無職の霧香はいつものんびり起床。

綺麗好き度がかなり高いので
管理人が特に指示しなくても
せっせとシーツを整えてくれます。
しかも姐さんの寝てた側も!Σ(゚Д゚)

…ちなみに、ミレイユも
そこそこ綺麗好きな筈なのに
引っ越してきてこの方、一度たりとも
シーツを整えた事がありません。

姐さんもしや、さだまさし風に
関白宣言なお年頃なんでしょうか。

霧香の方が後に起きてるのに。
朝ご飯前に優雅な読書。
横から髭を蓄えたセバスチャン
(ナイスミドル執事)

「お食事の支度が出来ております」と
やってきそうな雰囲気です。
しかしそうかと思ったら
ちょっと待てお嬢さん!
朝からスナック菓子ですか!


ミレイユが出かけてるからって
ノラしちゃだめでしょうが!
しかし
流石にスナック菓子じゃ
お腹の足しにならなそうなので
試しに料理人さんを呼んで
ご飯を作って貰う事に。

・・・そして一時間後。
なんか凄い事に
なっちまいましたよー!Σ(゚Д゚;)


まばゆいばかりのご馳走を前にして
足がすくむ霧香。

「…こ、ここは竜宮城ですか?」

あんたの家ですよ!
こんな量、流石に食べきれないし
腐らせたら正に地獄絵図なので
ごめんなさいして料理を
片付けて貰う事に。
料理人さん、しぶしぶ顔で承諾すると
さっと手をひと振りしただけで
ご馳走を一瞬で消してくれました。

消える直前にキープできたケーキを
いただきますの図。
それにしても、夢のようなご馳走に
マジックショーまであるのだから
やっぱりここは竜宮城に違いないと
間違った確信を深める霧香。

って事はあのシェフ、
鯛かヒラメ
だったんだね・・・
ミレイユの分もちゃんと
キープしてたようです。ええ子だ。

「どうしたの?このご馳走」
「竜宮城のヒラメさんが」

「・・・なにそれ!Σ(゚Д゚;)」
ご近所の動物達にモテモテの霧香。

特に外出しなくても、ノラ達が
勝手にやって来てはまとわり付く程。
(逆に姐さんには皆いたってドライ)

動物と子供はやきもち対象に
当てはまらないので

好きなだけ仲良くなれるのですが・・・

ふと霧香の「人間関係」欄が
気になったので覗いてみたら
人間の仲良しはミレイユだけ。
それ以外は延々動物名がズラリと!

ミレイユとは同居人で家族扱いなので
実質的に、ミレイユ以外の
知り合いは動物のみという
人として非常にきっつい状態。

霧香、このままだと
あんたの将来はムツゴロウさんだぞ。
そろそろおねむの時間です。

「へん〜〜〜
〜〜〜〜しんッ!!」

・・・な台詞が限りに無く似合う一連の着替え動作。
変身ベルトはどこだ。

・・・花も恥らう17のオトメにしては
あまりにも豪快な寝姿。


「んもーまったく・・・
世話のかかる子なんだから
(ごそごそ)」

「もう落ちるんじゃないわよ・・・すぴー」
こうして見るとほのぼのしてますが、
イビキがいつもより激しい今日の2人。

君達が仲良しこよしなのは
よーーーーく知ってますが、何も
イビキでまで語り合わなくたって!
Σ(゚Д゚;)


というか、いつご近所から
苦情が来てもおかしくない大音量。
例えるならジャイアン級ボエー

おまけの翌朝光景。

「あれ、私確か下の床で・・・
・・・それになんで咽喉腫れてるんだろ」

イビキだ、イビキ!


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